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メルサナ・セラピューティクスと武田薬品がFleximer®に基づく抗体薬物複合体とXMT-1522の開発前進に向け提携拡大

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米マサチューセッツ州ケンブリッジ & 大阪

(ビジネスワイヤ) — メルサナ・セラピューティクス武田薬品工業株式会社(TSE:4502)は本日、新しい戦略的提携契約を両社が締結したと発表しました。メルサナのリード製品候補XMT-1522の米国・カナダ以外における権利を武田薬品が獲得します。また契約では両社間の既存の提携も拡大し、武田薬品がメルサナのFleximer®抗体薬物複合体(ADC)プラットフォームをさらに利用できるようにするとともに、メルサナが第1相終了時点で米国にてこれらプログラムの1つを共同で開発・商業化する選択肢を得ます。また両社はADCに使用する新しいペイロードを共同で開発します。

このSmart News Release(スマート・ニュース・リリース)にはマルチメディアのコンテンツが含まれています。リリース全文はこちらから: http://www.businesswire.com/news/home/20160209005952/ja/

このスマートニュースリリースにはマルチメディアが含まれています。リリース全文は下記でご覧ください。http://www.businesswire.com/news/home/20160203005323/en/

XMT-1522はFleximerを使用した治験用ADC薬で、乳がん・胃がん・非小細胞肺がんを含め、HER2を発現する腫瘍を標的としています。前臨床データは、XMT-1522が、既存のHER2標的治療薬が奏功しなかったHER2低発現のがん患者とHER2高発現のがん患者で抗腫瘍作用を持つことを示唆しています。メルサナは2016年半ばに米食品医薬品局(FDA)にXMT-1522の臨床試験実施申請(IND)ができると見込んでいます。

メルサナのアンナ・プロトパパス社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「当社は、XMT-1522が、現在治療選択肢が限られているHER2低発現患者にとって劇的な効果を発揮する可能性があると考えており、当社のFleximer技術が他のADCプラットフォーム技術では現在満たされていない重要な患者ニーズに対応できると確信しています。武田薬品はオンコロジーに関する知識を持ち、重要な治療手法としてのADCに真剣な努力を傾けており、当社が変革力のある当社プラットフォームを前進させ、XMT-1522を臨床へと押しやる上で、最高のパートナーとなっています。」

武田薬品とメルサナはXMT-1522を共同開発し、メルサナは第1相試験の実施を主導します。メルサナは米国とカナダにおける商業上の権利をすべて保持する一方、武田薬品は世界の残りの地域で権利を持つことになります。拡大した提携関係はXMT-1522の開発と商業化を越えるもので、武田薬品はメルサナのFleximerに基づくADCプラットフォームの他の標的を利用でき、メルサナは第1相の終了時点で米国における共同開発/商業化のためのプログラムを1つ選択する権利を保持します。また武田薬品とメルサナは協力し、武田薬品専有の低分子ライブラリーを活用して、両社が新しいADC治療薬に使用できる新規ペイロードの発見と開発に当たります。

武田薬品の最高医学・科学責任者(CMSO)であるアンドリュー・プランプ(M.D.、Ph.D.)は、次のように述べています。「今回は、2年未満で3件目となるメルサナとの提携です。メルサナのFleximer技術は、当社のオンコロジーに関する専門力および資源と相まって、十分な医療を受けていないがん患者集団にADC標的治療薬の恩恵を拡大する上で、大きな可能性を持っていると当社は考えています。当社は世界のオンコロジーコミュニティーと協力して、がんとの闘いで大きな前進を遂げています。また、がんを治療するという当社の抱負の達成は、優れたパートナーシップとイノベーション次第であるということを知っています。当社はこれらの提携を推し進め、共同でがん治療の科学を前進させていきたいと思います。」

武田薬品は完全子会社のMillennium Pharmaceuticals, Inc.を通じてメルサナと契約を締結しました。契約に従い、メルサナは4000万ドルの前払いと、XMT-1522に対するINDのFDAによる承認に際して2000万ドルの追加支払いを受けることになります。XMT-1522およびADCのプログラムの成功を前提に、メルサナは計7億5000万ドル以上のマイルストーン支払いとロイヤルティーを受ける権利を持ちます。また武田薬品はメルサナの将来の資金調達ラウンドで最大2000万ドルを株式投資することになります。

XMT-1522について

XMT-1522はメルサナ・セラピューティクスのFleximer®免疫複合体技術に基づく新規治験薬としてのHER2標的薬で、専有のアウリスタチン・ペイロード分子を約15個含んでいます。前臨床データでは、既存の治療薬に不応のHER2低発現腫瘍モデルを含め、乳がん・胃がん・非小細胞肺がんに対する有意な抗がん作用が示されています。メルサナと武田薬品はXMT-1522を共同開発しています。メルサナは米国とカナダ、武田薬品は世界の他の地域で商業化を担当します。

メルサナ・セラピューティクスについて

メルサナ・セラピューティクスは、市場を一変させるFleximer®免疫複合体技術を活用した専有の腫瘍標的薬パイプラインを前進させています。メルサナ初の製品候補XMT-1522は、大きな未充足ニーズに対応するとともに、腫瘍分野の複数の適応症で患者転帰を改善できる可能性を備えています。Fleximerに基づく免疫複合体分子は、抗体薬物複合体の手法に適さないと従来考えられていた標的に対する有効性を含め、優れた有効性を持つことが示されています。メルサナはFleximer技術を活用した提携関係を武田薬品、Merck KGaA、Asana BioSciencesと築いています。詳細情報についてはwww.mersana.comをご覧ください。

武田薬品について

日本の大阪を拠点とする武田薬品(TSE: 4502)は研究を基礎に据える世界的企業として、医薬品に力点を置いています。日本最大の製薬企業であり、業界の世界的リーダー企業の一角を占める武田薬品は、医薬品の革新をリードすることで世界中の人々の健康改善に真剣な努力を傾けています。武田薬品の詳細情報については、企業ウェブサイト(www.takeda.com)をご覧ください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20160209005952/ja/

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