米カリフォルニア州フォスターシティ & 上海
(ビジネスワイヤ) — 肝疾患とがんの革新的治療薬の創薬と開発に傾注する世界的バイオ製薬会社のTerns Pharmaceuticals, Inc.(上海拓臻生物科技有限公司)と、アジアの大手バイオ製薬会社のHansoh Pharmaceutical Group Company Limited(翰森製薬集団有限公司、“Hansoh Pharma”、3692:HK)は本日、慢性骨髄性白血病(CML)を治療するための低分子アロステリックBCR-ABL阻害剤の治験薬TRN-000632について、大中華圏における開発と商業化に関する協業・ライセンス契約の締結を発表しました。
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契約の条件に従い、Ternsは前払い金を受領し、最大6800万ドルの開発/規制関連/商業化マイルストーン払いに加え、将来の製品販売に対するロイヤルティー料を受領する権利を取得します。Hansohは大中華圏でTRN-000632を開発・商業化するための独占的権利を取得します。Ternsはその他の世界市場すべてでTRN-000632を開発・商業化する権利を保持します。
Ternsの研究担当ヘッドを務めるMartijn Fenaux博士は、次のように述べています。「今回の協業は中国におけるCML治療の確立したリーダーとしてのHansohの経験と、新薬の創薬におけるTernsの深い専門力を動員するものであり、TRN-000632におのずと合います。チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)は多くのCML患者にとって生活を一変させるものでしたが、多くの患者にとって忍容性と耐性の問題が依然として転帰改善の障害となっています。TRN-000632は変異型BCR-ABLに固有のアロステリックポケットに結合するため、現在利用可能なBCR-ABL TKIとははっきり異なる標的に対し高度に選択的で、有効性の増強をもたらし、扱いが困難な耐性獲得を克服します。当社は、Hansohとの提携と、TRN-000632の研究開発活動に対する同社の支援を期待しています。」
Hansohの R&D担当シニアバイスプレジデントである包如迪博士(Rudi Bao、M.D.、Ph.D.)は、次のように述べています。「中国ではCMLの発生率がますます大きな負担となっており、かなり多くの患者にとって耐性の問題が有効性を持続させる上での障害となっています。私たちは、こうした中国での患者さんに有益な新薬を速やかに届けるためTernsとの提携を発表できて感激しています。当社はTernsと協力し、本プログラムを可能な限り迅速に前進させていきたいと思います。」
Terns Pharmaceuticalsについて
Terns Pharmaceuticals, Inc.は臨床段階の製薬企業として、慢性肝疾患とがんに対する治療薬の創薬と開発に傾注しています。当社は中国と米国を拠点とし、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、原発性胆汁性胆管炎(PBC)、がんを対象に、複数の治療法の医薬品候補のパイプラインを前進させています。Ternsは、患者に有望な新治療薬を届けるために、疾患生物学、医薬品化学、臨床開発の分野における世界クラスの専門力を活用しています。
詳細情報については、www.ternspharma.comおよびwww.ternspharma.com.cnをご覧ください。
Hansoh Pharmaceutical Group Company Limited(翰森製薬集団有限公司)について
アジアの大手バイオ製薬会社であるHansoh Pharma(翰森製薬、3692.HK)は、生活を一変させる医薬品を創薬・開発することで、患者が重篤な疾患や障害に打ち勝つための支援に傾倒しています。Hansoh Pharmaは中国と米国の9000人を超える献身的な従業員に支えられています。
1995年設立のHansohは、完全に統合された研究開発/製造/商業能力を有しており、中国におけるオンコロジー、中枢神経系(CNS)疾患、感染性疾患、消化器疾患、糖尿病、自己免疫疾患などの領域で有力な地位を支えています。研究開発に1200人以上の専門家を擁するHansohは、社内で創薬した多くの医薬品候補をNMPA承認の革新的医薬品へと成功裏に開発してきました。それら医薬品には、第3世代のニトロイミダゾール系抗生剤のmorinidazole(邁霊達®)、糖尿病治療薬として中国で創薬・開発された中で初の週1回投与・長時間作用型GLP-1アナログのPEG-loxenatide(孚来美®)、CMLのフロントライン治療のための第2世代BCR-ABL阻害剤のflumatinib(昕福®)、EGFR遺伝子変異を持つNSCLCを治療するための第3世代EGFR阻害剤であるalmonertinib(阿美楽®)が含まれます。
詳細情報についてはwww.hspharm.comをご覧ください。
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